三月のソロライブは落語あり、歌あり、隠し芸あり!?

来てくださった皆様、ありがとうございました!
皆様が足を運んでくださる、そのおかげでライブがやれています。
三回目のソロライブでした。
前半は、落語「千早ふる」。
シャンソン入りのアレンジ版です。
毎夏に「シャンソン落語」をやっているのに、
ソロライブにも落語を入れた理由は
お誘いするお客さんに「落語もやるの?」と聞かれたからです。
それなら今年は落語付きでやってみよう、と。
自分なりに、夏のシャンソン落語と違う点を決めました。
前半落語、後半は歌、と分けるところです。
シャンソン落語は前半一席、後半一席、合わせて二席の落語をやり、
落語の前後に歌をはさんでいきます。
落語と歌が微妙に関わり合いながら、ひとつのテーマで進行していきます。
…というわけで、衣装はずっと着物。
ソロライブは後半歌だけなので、中入りで着替えました。
それが上の写真です。
お客さんからナイスショットを頂きました。感謝。
シャンパーニュは今年で54周年。
私の風変りな企画を、いつも、大谷翔平似のにこやかなお顔で受け入れてくださり、
オーナーには心から感謝をしております。
2024.7.14 シャンソン落語 Vol.12 終わりました
関かおり
千早亭早千
関 馨峰
…3つの名前のうち、上の2つが合体?する「シャンソン落語」。

今年は品川心中の上・下をやらせて頂きました。
落語へのイントロデュースとして歌ったシャンソンは、禁断の替え歌で「リヨン駅」。
(この舞台限定で、という条件で矢田部オーナーに替え歌をお許しいただきました)。
リハで聞いていたお店の摩里紗さんが声を上げて笑ってくださったので、
これはイケると安心しました。
あとは、自分が歌詞を間違えないようにするだけ……これが一番怖いんです。
なぜって、リヨン駅は何度も何度も歌わせて頂いているので、
ムッシュ矢田部の名訳が体に沁み通っています。
自分で考えた替え歌の歌詞が、歌っている最中に頭の中で本来の詞に戻ったりする瞬間があるのです。
とにかく、本来の訳詞が素晴らしいからこそ成り立つパロディであって、
リスペクトがベースにあってこその替え歌です。
ということで、天国のムッシュ矢田部、お許しください…
さあ、開場。
今年は久々に満席です。それも、高座が見えるギリギリの。
ありがたい事です。
いそいそとお客さんをお席にご案内しておりましたら、
事もあろうにテーブルに触ってお客さんのグラスを倒して割ってしまいました。
お客さんに怪我無く、お洋服に濡れがなく、それはほっとしたのですが、
その方に大変失礼な事は変わりなく、
それに、空気を乱してしまったので、お客さん全体に申し訳なく、
かつ後始末でお店に迷惑をかけ…
かつかつ縁起の良くないこの失敗に、
もう消えて無くなりそうになりました…
その時…その被害にあったお客さんが、
「ほら、これで厄落としが済んだよ! これで本番も大丈夫大丈夫」と言ってくださり…
NAOKOさん…救われました…ありがとうございました…涙
ステージ直前に、一旦、裸になった心持が…
(自分という人間の程度が身に沁みた、というか。
なおさら人様の人情が心に沁みた、というか…)。
改めて、ステージを頑張ろう!と、思いました。今の自分で精一杯。
後半へつづく。
7月14日はフランス革命記念日…そしてシャンソン落語の日

フランスのパリ祭とシャンソン落語…並べるのは大変恐れ多いのですが、
今年はたまたま同じ日になりました。
この日、新宿シャンパーニュでは、落語と歌の行進(?)をいたします。
例年、シャンソン落語は、前半に落語/後半に歌…と分けていたのですが、
今年からは、ステージを通して、落語と歌がいったりきたりする構成で
やってみようと思います。
今年は、
落語は「品川心中」の上・下をやらせて頂きます。
そして、噺の雰囲気にシンクロしそうな歌曲を、
落語の前後に挟んでステージを進めようと思います。
お客さんに面白がって頂ける趣向かどうか…ドキドキしております。
禁断の替え歌も登場します。
シャンパーニュに出入り禁止にならないかと、こちらもドキドキしております。
(いちおう矢田部オーナーにはお許しを頂いております…シャンソン落語限定で、という条件で)。
「品川心中・上」は、圓窓師匠に稽古をつけて頂いた最後のネタ。
そして…
「品川心中・下」は、圓生師匠の速記本をベースに構成しました。稽古は吉窓師匠に指導頂きました。
下のほうは、お客さんの前でやるのは、7.14が初になります。
こわい!! でも楽しみ!!
金ちゃんとお染の行く末を、どうか見守ってやってください。
2023.3.21春分の日15時開演「エマニュエルな昼下がり」

いよいよ迫ってきました。
関かおり、初のソロライブです…
僭越ながら、
いつも歌わせて頂いている曲「エマニュエル夫人」にちなんで、
「エマニュエルな昼下がり」というタイトルを付けさせて頂きました。
シャンパーニュで歌わせて頂くようになってから、早や、10年…
落語と歌のライブ「シャンソン落語」は、その出始めの頃からやらせて頂いていたのですが、
歌だけのソロライブは初めてです。
こわいですね。
いろんな意味で。
でも、やはり、ワクワクのほうが勝っています。
当日は、
「エマニュエル夫人」はもちろん、
いままで一度でも人様から「いいね」と言って頂いた曲は、歌おうと思っています。
そして、尊敬する、歌の師匠「麻生 恵さん」も歌ってくださることに…
ありがとうございます!
麻生 恵さんの歌は素晴らしいです。
日本語に訳詞された歌詞の世界を
音楽に乗せて表現する、
その繊細さ、言葉の美しさ、カッコよさと言ったら…!
そして、
シャンソン落語の三回目からずっと、ピアノで支えて頂いている岡倉富敦さん。
岡倉さんの「ピアニシモ」のタッチ…粒立った、きらめくような、優しい響きに
耳を傾けてください。
そこからの、ダイナミクスの幅 !
もちろん、駄洒落も期待大です !
横田綾子さんは、アコーディオン弾きであり、作曲者でもあります。
私が書いた詞からイメージを広げてくだり、
いつも意外性のある曲を創造してくださいます。
今回も、二人で作った曲を少しやらせて頂きます。
オリジナル曲のアコーディオンソロ演奏もあるかも…?
春分の日の昼下がり、
ぜひ、遊びにいらしてください。
おもてなしの心いっぱいで、お待ちしています。
トスカで泣かされる
先日、ソプラノの富原淑子さんがご出演の「トスカ」ハイライトを聴きに伝承ホールに伺いました。
淑子さんとは青山えり華さんで頂いたご縁です。
淑子さんはトスカ役。
お香の会で拝見するお着物姿とはまた違う魅力で、
私は初めて拝聴するオペラでのお声…その清々しい美声に聴き入りました。
舞台はピアノ伴奏によるセミ・ステージ形式で、
テーブルや椅子などの大小道具も配され、
また、字幕&幕冒頭のナレーションで、
私のような知識のない人にも物語が伝わるように構成されていました。
有名な「歌に生き恋に生き」の前奏が始まった時は「きたきたきた~」とワクワクしました。
そして淑子さんの歌を聴いているうちに、涙が出てきました。
これは、歌の内容が理解でき、共感した事が大きかったと思います。
前に座った男性が大きな方だったので、字幕は半分だけ見えましたが、
トスカは、こう歌っていました。
「自然や芸術や美しいものが好きで、今まで楽しく平和に暮らしてきた。
人にも親切にしてきた。神も信心してきた。
それなのに…何も悪いことをしていないのに、
なぜ、こんな辛い目に会うの」…と。
普遍的なテーマだと思いました。
辛さの種類はいろいろあれど、
人生の中で一度も「理不尽にやってくる不幸」を嘆いた事のない人がいるでしょうか。
そのような歌詞が、悲痛な旋律ではなく、えも言われぬ甘美な調べで歌われます。
それが、淑子さんの歌声とぴったりで、
私は心が掻き乱されて、涙が込み上げてきたのでしょう。
ああ、よかった!
聞けたことに感謝です。
復活
2023年。
今年の始まりはかつて経験のないものになりました。
元旦は、毎年恒例の圓生師匠のお墓参り。
ここまでは、いつも通りでした。
ところが、お寺の帰り道から、喉がなんだかおかしいなぁ…
ちょっと、だるいかなぁ…
といった体調になってきて。
翌日は39度近い熱が。
正月三が日…やってる発熱外来は…と、朦朧とする頭で必死に検索。
一月三日に病院で検査して「コ」決定。
保険証を見た看護師さんに「お誕生日おめでとうございます」と言われ、
二人で笑う。
やはり笑いは何よりの薬。
問題は。
「コ」だと、一定期間、社会活動(とくに人前でやる仕事)ができなくなる点です。
正月の15日まで、3つの大事な出番がありました。
まず最初のは、古心流の初香。
香元をする予定でしたが、登板不可能に…
「大事にしてください」と、
二つ返事で香元を代わってくださった先生の優しさ…沁みました…
後日、復活して、初稽古に伺った際、
初香に参加できず迷惑をおかけしたのに、
お客様のレジュメを制作したことなどへの「労い」の雪兎賞を頂きました。
写真は授与式の模様です。


賞品はかわいい兎のついたミニタオルでした。
なぜ「雪兎賞」なのかと言うと…そこにもちゃんと意味があって…。
(秘密)
初香リタイヤの後も、
大事なライブひとつ、
大事な高座をひとつ、欠場して、
ちょっと、心が塞ぎがちになっていたのでしょう。
この日、温かさに包まれて、しみじみ、癒された…と感じました。
そんなわけで、時間差のスタートになりましたが、
正月後半からは元気に新年を歩み始めたいと思います。


