復活
2023年。
今年の始まりはかつて経験のないものになりました。
元旦は、毎年恒例の圓生師匠のお墓参り。
ここまでは、いつも通りでした。
ところが、お寺の帰り道から、喉がなんだかおかしいなぁ…
ちょっと、だるいかなぁ…
といった体調になってきて。
翌日は39度近い熱が。
正月三が日…やってる発熱外来は…と、朦朧とする頭で必死に検索。
一月三日に病院で検査して「コ」決定。
保険証を見た看護師さんに「お誕生日おめでとうございます」と言われ、
二人で笑う。
やはり笑いは何よりの薬。
問題は。
「コ」だと、一定期間、社会活動(とくに人前でやる仕事)ができなくなる点です。
正月の15日まで、3つの大事な出番がありました。
まず最初のは、古心流の初香。
香元をする予定でしたが、登板不可能に…
「大事にしてください」と、
二つ返事で香元を代わってくださった先生の優しさ…沁みました…
後日、復活して、初稽古に伺った際、
初香に参加できず迷惑をおかけしたのに、
お客様のレジュメを制作したことなどへの「労い」の雪兎賞を頂きました。
写真は授与式の模様です。
賞品はかわいい兎のついたミニタオルでした。
なぜ「雪兎賞」なのかと言うと…そこにもちゃんと意味があって…。
(秘密)
初香リタイヤの後も、
大事なライブひとつ、
大事な高座をひとつ、欠場して、
ちょっと、心が塞ぎがちになっていたのでしょう。
この日、温かさに包まれて、しみじみ、癒された…と感じました。
そんなわけで、時間差のスタートになりましたが、
正月後半からは元気に新年を歩み始めたいと思います。