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みっつめの名前

みっつめの名前は「関 馨峰」です。

馨峰は、「けいほう」と読みます。

香道の師範を許して頂いた時に、お家元から頂戴した名前です。

古心流に入門してから、19年くらいになりますでしょうか。

香道というと、茶道に比べてマイナーで、

なんとなく敷居が高いようなイメージがあるようです。

たしかに…

私は他の流派はよく知りませんが、

古心流にめぐり会い、お家元や先生と出会っていなければ、

このように長く、ましてや師範を目指すという流れにはなっていなかったかもしれません。

いまや「習い事」という認識を遥かに超えて、

大人になってからの自分のキャラクターを形成した、3分の一は「香道」だなと思えます。

具体的にひとつ言うと、香席で香元をしている時と同じように、

初めてお会いする人とも、すぐ打ち解けることができるようになりました。

私の座右の銘(笑)なのですが、

お家元がおっしゃった、心に響く言葉をひとつご紹介します。

「本当に客のことを思えば、自然と笑顔になるはずだ」。

お稽古の時にふとおっしゃったことなのですが、

私は感動しました。

人間ですから、緊張する時もあるし、何かうまくいかない時もあるだろうけれど、

自分の不安な気持ちを抑えて、人に微笑むことができるかどうか…という事だと理解しています。

これは、日常生活でも、もちろんステージに立つ際にも言えることで…。

もちろん、香道をしていて、歌はうまくなりませんが(“和歌”はうまくなるかも…笑)

人をよろこばせたいと思う気持と、そのために何かを頑張る姿勢は、

いっしょだなぁ…と思うのです。

まあ、あまり偉そうなことを言えるような立派な人間では私はありませんが、

香道も、シャンソンも、落語も、そしてもちろん日常生活も、自分なりに精進して、

ちょっとでもいい方向にいけたらいいなぁ…と思いながら、生きております。

それが「楽しい」ので!

しかし、長い自己紹介でしたね~笑