元彼
2015年秋の千早亭落語会で、新作「元彼」をやりました。
落語の「新作」というのは、古典落語に対して「現代の人が創作した落語」です。
ですので、噺の舞台は現代であることが多いですよね。
「元彼」も現代の設定で作りました。
「元犬(もといぬ)」という古典落語があり、そこからまず「元彼」というタイトルが浮かび、そのタイトルから物語を作っていきました。
コピーライターのせいか、ネーミングから決める…というやり方が意外とやりやすかったりします。
ということで、内容は「元犬」とは全く違います。(^o^)
この夏のシャンソン落語でネタおろしをしたので、今回は二度目の実演でした。
これが実はプレッシャーでした。
なぜって、前回を聞かれた方は、当然ブラッシュアップを期待なさるからです。
…などと勝手にハードルを上げ(ちょっとだけ)、やれるだけは改善して稽古してみました。
…なんか、真面目というより気が小さいのかもしれません…(^_^;)
さて、結果はどうだったのでしょうね。
感想はお客さんにお任せしたいと思います。
たくさんの方に落語を聞いて頂き感謝しております。
写真も撮って頂き感謝です。
噺を終えて高座を下りようとしたら、圓窓師匠が「そのまま」とおっしゃって。それからお客さんの前で、身に余るようなお言葉を頂き、思わず(私の人生、ここが最高地点か。帰り道で死ぬんじゃなかろうか…)と不安になりました。
開場前の写真です。会場に椅子をビッチリ並べる「千早亭 強気のセッティング」です。そんな一同の気持ちが天に通じたのか、この日は千早亭落語会始まって以来のお客さんの入りでした。ありがとうございました。