十年目のシャンソン落語は「ほうじの茶」で幕開け
まずは十年目の御礼を高座から…
お客様の拍手に胸が熱くなりました。
そして、枕から「ほうじの茶」。
これ、モノマネ入りのネタでして…
ベースは古典ですが、
時代を現代に移させて頂きました。
そして、モノマネの部分は自分で作っているので、
圓窓師匠にOK頂いているとはいえ、かなり不安でした。
これ…少しでも似ているのか…?
クスグリは通じるのか…? 笑いにつながるのか…?
「お嬢」の第一声を放ったところで、お客様の反応が返ってきて…
ほっとしましたね…
そこからは安心して楽しくやれました。
もちろん、モノマネが上出来なわけではなく、
マイクと岡倉さんのピアノのおかげ、あったかいお客さんのおかげです。
しかし、このネタは、イマドキの歌を「新しすぎる歌」として一部入れ込んでいるので、
もし来年やることになったら、その部分は変更する必要ありです。
……その時に考えます。
奇想天外なネタに乗ってくださったお客様に感謝!
いつも私の無理難題に楽しく応えてくださるピアノの岡倉さんに感謝!
ほうじの茶を「やってみたら」とすすめてくださった師匠に感謝!
毎年、高座を組んでくださるシャンパーニュの皆様に感謝!
ありがとうございました。
10年目のシャンソン落語です
公演があと10日後…って、あまりにも遅い告知ですね!
夜の回のチケットはまだございます。
夜の回にお祝い出演してくださる麻生恵さんは、関の歌の師匠です。
麻生さんの歌は憧れです。どのように素晴らしいかは、ぜひ聞いて頂きたいです。
そんな尊敬する方とデュエットもあるとか、ないとか…♪
昼の回の圓窓師匠の高座も楽しみです ♪
私のネタは…
ふと思ったのですが、10年目のシャンソン落語で「十年目」をやったらお洒落だったなぁ…と。
いやいや、「十万年はやい!」と誰かに怒られそうですね!
早千のネタは、大ネタではありませんが、ちょいとめずらしい噺ですよ。
よかったら聞きにいらしてください。
下記、もしくはシャンパーニュにご予約くださいね。
CONTACT | seki-ya (seki18.wixsite.com)
新しい悪夢
私には昔から悪夢のパターンというのがあって、
1. 宿題もしくは予習をしていないのに、教師にあてられる順番が刻々と近づいてくる。
これが、学生時代の悪夢。
演劇をやるようになってからは、これに新しいパターンが加わる。
2. セリフを覚えていないのに本番の舞台が始まる。しかも台本が見当たらない。
このパターン2の悪夢はいまだに見る。
コント、漫才を仕事でやるようになってから、さらに新しいパターンが加わる。
3. 新ネタを作ってないし、相方とネタ合わせもしていないのに出番が近づいてくる。
シャンソン歌手をやるようになってから、さらに新しいパターンが加わる。
4. ステージの出番が近づいているのに、楽譜がない。衣装もない。そんなわけない。
このパターン4は様々なバリエーションでもって夜ごと私を悩ませるのだが、
今日、これに特記すべきバリエーションが加わった。
5. テレビの生放送で歌う事になっていたのに、なぜか今その番組を家で見ている。放送時間まであと30分。
この出来立てホヤホヤの悪夢5番は、激しく、長かった。
あまりのプレッシャーで、目が覚めた時に頭痛がした。
忘れないうちに内容を記録しておくと…
家族で、朝のワイドショー的な情報番組を見ているシーンから始まる。
みんなで、内容について会話しながら和やかに視聴している。
ところが、ふと、その番組のとあるコーナーで、自分が生歌でシャンソンを歌う約束をしていた事を思い出す。
放送予定時刻まであと30分しかない。
テレビ局は四谷にある。
間に合わないこともない。
まずは、そう、楽譜だ。いやまて、リハ無しか? でもシャンソニエではいつもリハ無しだ。
とにかく楽譜だ。衣装も!
ここにはどちらもない。自宅まで取りに行かなくては。
そう、家族でテレビを見ているここは、自宅ではなかったのだ。
急いで外に出るが、なぜか昔住んでいたアパートに行ってしまう。
何やってるんだ、自分~
自宅へと方向転換するが、その道程になぜか流砂のような崖がある。
あれ?ここにこんな高低差あったっけ?
白いブラウスの左袖を泥水で汚しながら
なんとかそこをクリアすると、なぜかショッピングセンターの地下に入り込む。
あれ? ここにこんな建物あったっけ?
しかも、その地下が迷路状になっていて、やっと外に通じる出口を見つけたと思ったら、
路地裏のような極細の通路で、道路工事をしている。
ヘルメットを被った作業員が大勢立っている。
そんなわけあるか?
いや、あるわけないだろう!
と、いうところで目が覚めた。
文章化すると大したスペクタクルでは無い事に気づく。
ひとつ言えることは、私は、テレビでシャンソンを歌ったことはない。
もし間に合っていたら、いったいどんな唄を歌っていたのだろう?
2021年お正月のライブ
できたてホヤホヤのフライヤーです。
なんと…「愛の追憶」ライブの座長でもある竹山京李さんと…
恐れ多くも、ジョイント的なライブをさせて頂くことになりました。
えらいこっちゃ!
素敵なチャンスをありがとうございます! シャンパーニュ様、京李ねぇさん様。
いろいろ企てて、当日はビシッと弾けたいと思います。
師匠認定のくすぐり
圓窓師匠の落語のSkype稽古、続けております。
コロナで対面稽古ができなかった時期にSkype稽古を受け始めた私ですが、
性に合っていたようで。
実は、私は怠け者で練習が嫌い。
なので、自主練をするのは、師匠の稽古を受ける前か、本番前だけ。
…師匠の稽古が増えると、自動的に自主練も増えるというわけで…
だって、師匠は、スカイプ稽古を(こちらが希望すれば)毎週やってくださるのですもの。
これほど落語と離れない時期は初めてです。
師匠、ありがとうございます。
今日のSkype稽古は、日曜の本番でやる予定の垂乳根を聞いて頂きましたが、
イントネーションの修正点が、まだまだ、あるある…
ご指摘・演技指導も深まって…
すでに稽古を終えた古典も、師匠に時々聞いて頂いたほうがいいと改めて思いました。
寄席などに出ておられる噺家さんは、高座にかけて磨いていかれるのでしょうけれど、
アマチュアが人前で落語ができるのはほんとに貴重な機会です。
そのお客様のかわりに師匠が聞いて、指摘してくださるという…
思えば贅沢な話です。
それに、師匠が言ってくださるのは修正点だけじゃないことも…
垂乳根の中に、自分で考えたくすぐり(ギャグ?みたいなもの)を入れているのですが、
今日の稽古では、そのくすぐりに師匠が目を留めてくださり、
「いいくすぐりだ。機会があったら、高座本にも加えよう」とおっしゃったのです。
師匠がまとめる古典落語の垂乳根に、自分の考えたくすぐりが入れ込まれる…
なんか嬉しい…
大いなる流れの、ほんの一滴に加わったような気持ち…
「何十年後に、このくすぐりが名ゼリフになってるかも、しれないよぉ~?」
…こういう、人に夢を見せてくださるようなお言葉も、師匠は時に言ってくださるんですよね。
明日にはお忘れになっているとは思いますが…