師匠認定のくすぐり
圓窓師匠の落語のSkype稽古、続けております。
コロナで対面稽古ができなかった時期にSkype稽古を受け始めた私ですが、
性に合っていたようで。
実は、私は怠け者で練習が嫌い。
なので、自主練をするのは、師匠の稽古を受ける前か、本番前だけ。
…師匠の稽古が増えると、自動的に自主練も増えるというわけで…
だって、師匠は、スカイプ稽古を(こちらが希望すれば)毎週やってくださるのですもの。
これほど落語と離れない時期は初めてです。
師匠、ありがとうございます。
今日のSkype稽古は、日曜の本番でやる予定の垂乳根を聞いて頂きましたが、
イントネーションの修正点が、まだまだ、あるある…
ご指摘・演技指導も深まって…
すでに稽古を終えた古典も、師匠に時々聞いて頂いたほうがいいと改めて思いました。
寄席などに出ておられる噺家さんは、高座にかけて磨いていかれるのでしょうけれど、
アマチュアが人前で落語ができるのはほんとに貴重な機会です。
そのお客様のかわりに師匠が聞いて、指摘してくださるという…
思えば贅沢な話です。
それに、師匠が言ってくださるのは修正点だけじゃないことも…
垂乳根の中に、自分で考えたくすぐり(ギャグ?みたいなもの)を入れているのですが、
今日の稽古では、そのくすぐりに師匠が目を留めてくださり、
「いいくすぐりだ。機会があったら、高座本にも加えよう」とおっしゃったのです。
師匠がまとめる古典落語の垂乳根に、自分の考えたくすぐりが入れ込まれる…
なんか嬉しい…
大いなる流れの、ほんの一滴に加わったような気持ち…
「何十年後に、このくすぐりが名ゼリフになってるかも、しれないよぉ~?」
…こういう、人に夢を見せてくださるようなお言葉も、師匠は時に言ってくださるんですよね。
明日にはお忘れになっているとは思いますが…